
【FP転職者インタビュー】アクサ生命から保険代理店に転職。それでもミスマッチは解消せずメンタル不調に。そこから2人3脚でリスタート
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このコラムの内容
今回は、アクサ生命から保険代理店2社を経て、新たなキャリアをスタートさせた遠藤(仮名)に、これまでの転職活動の経緯と、弊社「ファイナンシャルプランナーwanted!」の転職サポートについて、代表の吉村がインタビューを行いました。
最初のミスマッチ:新規開拓の壁
【吉村】
本日はよろしくお願いいたします。まず、これまでのキャリアについてお伺いします。アクサ生命から保険代理店を2社ご経験されていますが、ご自身の中で「うまくいかなかった」「ミスマッチだった」と感じたのは、どのような点でしたか?
【遠藤】
最初のアクサ生命では、新規のお客様を開拓していく活動が、自分にとって非常に苦手で、思うように成果を上げられなかったことが一番の要因です。入社前には、手厚い教育体制があるというお話を聞いて挑戦を決めたのですが、想像以上に自分がその業務に対応できませんでした。
【吉村】
入社前の説明と、実際の業務にギャップがあったのですね。新規開拓がうまくいかない中で、特につらかったことや具体的なエピソードはありますか?
【遠藤】
分かってはいたことですが、やはりお客様から断られる回数が積み重なると、精神的に「つらいな」と感じることが多かったです。「何のためにこの仕事をしているんだろう」と自問自答する日々が、入社して1年くらいは続きましたね。
<代理店への転職:新たな課題との直面
【吉村】
そのご経験から、保険代理店への転職を考え始められたのですね。代理店に転職することで、アクサ生命で感じていた課題がどのように解決されるとお考えでしたか?
【遠藤】
はい。一番の魅力は、取り扱える商品の数です。アクサ生命では自社の商品しか提案できませんでしたが、転職先の代理店は20社以上の保険会社を取り扱っていました。これにより、お客様に対してより幅広い提案ができると考えたのが、転職の決め手です。
【吉村】
実際に代理店に入社してみて、提案のしやすさはいかがでしたか?
【遠藤】
提案自体は、格段にしやすくなりました。お客様のニーズに合わせた多様な選択肢を提供できるようになったのは、大きな変化でしたね。
【吉村】
提案しやすくなった一方で、その会社もご退職されています。そこでは、どのような課題があったのでしょうか?
【遠藤】
新規開拓が苦手だったため、会社から案件を提供してもらえる(リーズ提供)会社を選んだのですが、その仕組みをよく理解していませんでした。提供される案件は「買い取り型」が多く、自分で案件を購入するための経費が、前職の一社専属時代よりも大きくのしかかってきたのです。売上は上がったものの、経費を差し引くと手取りは思ったほど増えず、「こんなはずではなかった」と感じたのが正直なところです。
【吉村】
なるほど。売上は上がっても、経費負担が重くのしかかってきたのですね。その後の成績やメンタル面の状況はいかがでしたか?
【遠藤】
成績は一社専属の時よりは上がりましたが、それに伴って案件購入の経費も増えたため、手元に残る収入は大きくは変わりませんでした。良くも悪くも成績が収入に直結する状況は、自分のメンタルにかなり影響を与えていると感じていました。
固定給の代理店へ:予期せぬメンタルの不調
【吉村】
その経験を踏まえ、次の転職活動ではどのような点を重視されたのでしょうか?
【遠藤】
収入の浮き沈みがメンタルに影響することから、安定した固定給で働きながら、反響営業でしっかりと経験を積める代理店を軸に探していました。
【吉村】
実際に固定給の代理店に入社してみて、いかがでしたか?
【遠藤】
毎月安定した給与が保証される点は、精神的な安心感に繋がりました。しかし、その一方でサラリーマンとしての出社義務や行動の制約があり、フルコミッションの時と比べて自由度が低いことに戸惑いを感じる部分もありました。
【吉村】
入社前に聞いていた話と、入社後の実態にギャップはありましたか?
【遠藤】
はい、そこが一番のミスマッチでした。反響営業で経験を積みたいと考えて入社したのですが、実際には1日中、新規の法人顧客へ電話をかけ続けるテレアポ業務がメインでした。来る日も来る日も電話をかけ続け、断られ続ける中で、次第にメンタルを崩してしまったのです。入社前にもっと業務内容を詳細に確認しておくべきだったと、後悔しました。
絶望の淵で掴んだ、再起の糸口
【吉村】
短期離職が続き、メンタル的にもかなり厳しい状況に追い込まれてしまったのですね。当時の心境はいかがでしたか?
【遠藤】
正直、絶望的な気持ちでした。「もうどこも雇ってくれないのではないか」「いっそ業界自体を変えるべきではないか」と、様々な考えが頭を巡りました。
【吉村】
具体的には、どのような症状が現れたのでしょうか?
【遠藤】
一番大きかったのは不眠です。夜も、休日も全く眠れなくなってしまいました。朝、会社に行こうとすると動悸や体の震えが止まらなくなり、自然と涙が出てくることもありました。そこで「ああ、もうこれは無理だ」と感じ、休職することにしたのです。
【吉村】
そこまで追い詰められた直接的な原因は何だったと思われますか?
【遠藤】
やはり、1日に何百件とかけるテレアポ業務です。法人相手ではなかなか担当者に繋がらず、断られることの繰り返しでした。その中で「自分は何のためにこの仕事をしているんだろう」という疑問が大きくなっていきました。加えて、毎週の会議で厳しく成果を追及されることも、精神的な負担になっていたと思います。
ファイナンシャルプランナーWanted!との出会い:二人三脚での再出発
【吉村】
そんな大変な状況の中で、私にご相談いただきました。メンタル面のサポートという点で、私が何かお役に立てた部分はありましたでしょうか?
【遠藤】
はい、本当に助かりました。吉村さんには、メンタルを崩す前から相談に乗っていただいていましたが、休職してからの復帰に向けた休養の取り方から、具体的なアドバイスをいただきました。また、私がこの業界で働き続けたいという思いを汲んでくださり、業界の最新情報や、私のこれまでの経験、そして現在の心身の状態をすべて踏まえた上で、ベストな選択肢を提案してくれたことが、何よりもありがたかったです。
【吉村】
何か特に印象に残っているアドバイスやエピソードはありますか?
【遠藤】
正直、固定給の会社で挫折した反動で、「もう一度フルコミッションで挑戦したい」という気持ちが芽生えていました。しかし、吉村さんは「今の遠藤さんの状況を考えると、まずはメンタルを安定させながら着実に経験を積める環境を選ぶべきだ」と、冷静にアドバイスをくださいました。その一言が、次のキャリアを決める上での大きな決め手になりました。
FP・保険代理店業界特化型エージェントだからこそできること
【吉村】
実際に転職活動を進める上で、大手の転職エージェントと、我々のようなFP業界に特化したサービスとでは、どのような違いを感じましたか?
【遠藤】
大手のエージェントは広く浅く、様々な業界の求人を紹介してくれますが、FP業界や個々の企業に関する深い知識は、担当者によって差があるように感じました。その点、吉村さんは、企業の「良いところ」も「悪いところ」も包み隠さず、詳しく教えてくれます。また、面接対策においても、「こういう質問が来るから準備しておいた方がいい」といった具体的なアドバイスをいただけたので、安心して選考に臨むことができました。
【吉村】
自分で聞くのも恐縮ですが、カウンセラーとしての私、吉村の特に良かった点があれば教えていただけますか?
【遠藤】
吉村さんは、良いことも悪いことも、本当に正直に話してくださる点です。自分では客観的に見えていない部分を的確に指摘してくれるので、自分自身を深く見つめ直すきっかけになりました。そのアドバイスは、決して「おせっかい」などではなく、心からありがたいものでした。
【吉村】
ありがとうございます。最後に、この記事を読んでいる方、特に現在の働き方に悩んでいるFPの方へメッセージがあればお願いします。
【遠藤】
この業界は、自分から積極的に情報を取りにいかないと、なかなか得られない情報が多いと感じています。もし今の会社に少しでも不安があったり、他の働き方に興味があったりするなら、一度、吉村さんにお話を聞いてみることを強くお勧めします。客観的な視点から、自分に合った道筋を示してくれるはずです。
【吉村】
弊社のPRまでしていただき、ありがとうございます。本日は貴重なお話をありがとうございました。
【遠藤】
こちらこそ、ありがとうございました。
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