ファイナンシャルプランナー(FP)転職は30代未経験でも可能か。FP特化型転職エージェントが実情やメリット・デメリットをご紹介

公開日2024年10月02日

更新日2024年11月14日

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このコラムの内容

30代に入ってキャリアの転換を考えている方の中でお金の専門家(ファイナンシャルプランナー)として活躍したいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも、「30代になってから未経験でFPになるのは可能なのか?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。

このコラムでは、30代未経験からのFP転職の可能性や、FP転職のメリット、デメリット、成功するためのキャリアプランについて、FP特化型転職エージェントの視点からご紹介します。


尚、未経験からのFP職を目指す方に向けてメリットやポイントを、こちらのコラムでまとめていますのでご参照ください。
未経験からFP会社、FP事務所への転職は可能なのか。メリットとデメリット、注意点、転職を成功させるポイントをご紹介

1. 30代からのFP転職、その可能性を探る

FPと30代転職の適性

結論から申し上げますと、30代からでもFPになることは十分可能です。むしろ、30代だからこそFPとして活躍できる可能性が高いと言えるでしょう。なぜでしょうか?

ファイナンシャルプランナー(FP)の仕事は、お客様の人生におけるお金の相談を受け、適切なアドバイスを提供するという、非常に責任の重い仕事です。そのため、専門知識や経験はもちろんのこと、自身の人生経験もお客様を説得する上で重要なファクターとなります。

30代ともなれば、社会人としての経験も積み、自身のライフイベントも経験している可能性が高いですよね。結婚、住宅購入、子育てなど、お金に関わる様々な場面を実際に体験していることで、お客様の気持ちに寄り添いやすくなります。独身であったとしても、これまでの仕事のキャリアや人生経験を活かすことができます。これは、より若い年齢のFPにはない強みとなるのです。

実際に未経験からファイナンシャルプランナー(FP)を募集している会社や、FP会社やFP事務所で働くために数ヵ年のキャリアプランニングをして理想のFPになる方法などがあります。これまでの経験や住んでいるエリア、持っている強みによっても状況は変わってくるので本当にFPを目指している方は当社サイトの求人検索やキャリアカウンセリングも活用してみてはいかがでしょうか

2.30代未経験者がFPを目指すメリット

(1) これまでの仕事の経験が活かせる

30代からファイナンシャルプランナー(FP)になることの大きな利点は、これまでの職歴や人生経験を存分に活かせることです。特に営業やコンサルタントの経験者は、顧客とのコミュニケーションスキルや問題解決能力を既に身につけているため、FPの仕事にスムーズに移行できる可能性が高いです。営業やコンサルタントの仕事の未経験者でも、FP会社で研修やトレーニングを積むことはできるので、それ以外の自分の強みを活かせるかどうかの視点が重要です。FPの仕事は単なる金融知識の提供にとどまらず、顧客の人生そのものをサポートする役割を担います。そのため、これまでに経験した様々な挑戦や挫折、そしてそれらを乗り越えてきた経験は、顧客に共感し、より深い理解と適切なアドバイスを提供する上で非常に貴重です。人生経験が豊富であればあるほど、顧客の多様なニーズや状況に柔軟に対応できるため、30代からのキャリアチェンジはむしろ強みになり得るのです。

(2) お客様に喜んでもらえる

ファイナンシャルプランナー(FP)の仕事の醍醐味は、お客様と直接対話し、その人生に寄り添いながら具体的な成果を提供できることです。30代からFPになる人の多くは、これまでの仕事で「自分の仕事が本当に誰かの役に立っているのか」という疑問や、「もっと直接的に人の人生に貢献したい」という思いを抱いていることが少なくありません。FPの仕事では、顧客の財務状況を改善したり、将来の不安を解消したり、夢の実現をサポートしたりと、目に見える形で人々の人生に良い影響を与えることができます。顧客から感謝の言葉をもらったり、年月を経て顧客の人生が良い方向に変化していく様子を見られたりすることは、大きなやりがいと喜びをもたらします。この直接的な貢献感は、30代からキャリアチェンジする人にとって、新たな仕事への強い動機付けになるでしょう。

(3) ライフワークの自由

FPという職業の魅力の一つに、仕事の柔軟性が挙げられます。特に経験を積み、コンサル力や専門性を確立していくにつれて、自分のペースで仕事を進められるようになります。また、近年のデジタル化の進展により、オンラインでのコンサルティングやセミナーの開催など、場所を選ばない働き方も可能になっています。この柔軟性は、30代以上の世代にとって特に魅力的です。なぜなら、この年代は家庭生活や子育て、介護など、仕事以外の責任や興味が増える時期だからです。FPの仕事であれば、これらの個人的な生活との両立がしやすくなります。例えば、子育て中の親が子供の学校行事に参加したり、趣味や自己啓発の時間を確保したりすることが比較的容易になります。このワークライフバランスの実現可能性は、30代からFPを目指す大きな動機の一つとなっています。

(4) 高年収が目指せる

FPとして成功すれば、高い年収を得られる可能性があります。これは、金融業界全体の高い利益率に加え、FPの提供するサービスの価値が認められていることによります。特に30代からFPになる場合、これまでのキャリアで培った経験や人脈を活かすことで、比較的早い段階から安定した顧客基盤を築ける可能性があります。また、専門性を高めることで、より高度なコンサルティングサービスを提供し、それに見合った報酬を得ることも可能です。さらに、FPの資格や経験は、金融機関や企業のコンサルタントとしての活躍の場も広げるため、多様な収入源を確保できる点も魅力です。このように、FPは顧客に価値を提供しながら、自身の経済的な目標も達成できる職業といえるでしょう。

3.FP転職のデメリット

どの仕事にも共通して言えることですが、メリットしかない仕事はおそらく存在しません。FPの仕事にもデメリットがあります。特に今回のテーマである30代からのFP転職で考えられるデメリットについて記載して起きます。

(1) 一時的な収入ダウンの可能性

FPとして新たにキャリアをスタートさせる際、未経験からのスタートなので、一時的な収入の減少は避けられない可能性があります。特に30代からの転職でこれまでの収入が高かった方は、これまでのキャリアで築いてきた給与水準を維持することが難しく、生活水準の調整が必要なこともあるでしょう。

この課題に対処するには、中長期的な視点でキャリアを捉えることが重要です。FPの仕事は上記のメリットでも記載した通り、一時的に収入が減少してでもチャレンジに値する魅力があると考えられる人には向いています。初期の収入減少を一時的な投資と考え、スキルアップや顧客基盤の構築に注力することで、将来的な収入増加につなげることができます。経済的な準備を整え、収入の変動に耐えられる資金的余裕を持つことも、このデメリットを乗り越えるための重要な戦略となります。

もちろん、初年度から高い年収を達成できる会社もあり、特に営業やコンサル経験のある方ならその可能性は十分にあります。そういったキャリアを目指したい場合は一度当社のキャリアカウンセリングを受けて詳細な情報やキャリアプラン例を聞いてみることをオススメします。

(2) ミスマッチ発生時のキャリアの損失

FPの仕事が自分の適性と合わなかった場合、これまでのキャリアを継続していた方が良かったという後悔に至る可能性があります。FPには顧客志向、目標達成志向、そして営業スキルが求められます。これらのスキルや適性は、実際に仕事を始めてみないと分からない面もあり、ミスマッチが判明した時点で既に貴重な時間とエネルギーを費やしていることになります。

このリスクを最小限に抑えるためには、FPの仕事内容や求められる資質について調査し、自己分析を行うことが重要です。現役FPへのインタビューやキャリアカウンセリングなどを通じて、実際の仕事内容をできる限り詳しく知ることが有効です。また、FPに必要なスキルを段階的に習得していく心構えと学習意欲が不可欠です。自己啓発や継続的な学習に対する意欲と能力が自分にあるのかを客観的に評価し、長期的にこの職業に取り組む覚悟があるかを十分に検討することが、ミスマッチによるキャリアの損失を防ぐ鍵となります。

4.FP転職のポイント

FPとして成功するためには、いくつかの重要なポイントがあります。ここでは、特に重要な4つのポイントについてお話しします。

(1)中長期的な視点でのキャリアプラン設計

FPとして活躍するためには、短期的な目線ではなく、中長期的な視点を持つことが非常に重要です。先ほど触れた営業力も然り、知識や経験は日々の積み重ねで徐々に身についていくものです。

いきなりご自身の考える理想のFPになることは難しいでしょう。これはFPに限らずどの仕事でも当てはまることです。むしろ、3〜5年後の自分の姿を思い描き、そこに向かって計画的にキャリアを積んでいくことが大切です。

例えば、1年目は基礎知識の習得と資格取得、2年目は実務経験の蓄積、3年目は専門分野の確立、といった具合に段階的な目標を設定してみることが成功への近道です。

(2)自己分析:強みと弱みの把握

自身にとって足りないもの、身につけるべきものをしっかり洗い出すことも重要です。FPの仕事に必要なスキルや知識を列挙し、自分の強みと弱みを客観的に分析してみましょう。

強みは積極的にアピールし、弱みは計画的に克服していく。この地道な努力が、長い目で見たときに大きな差となって現れます。

(3)これまでの経験を活かす

これまでコンサルタントや営業の仕事をしていた方は、よりスムーズにFPになれる可能性が高いでしょう。しかし、そうでない方でも心配はいりません。FPになってからの努力次第で、必要なスキルは十分に高めることができます。

重要なのは、これまでの経験をどのようにFPの仕事に活かせるかを考えることです。例えば、接客業の経験があれば、コミュニケーション能力を活かせますし、事務職の経験があれば、正確な事務処理能力をアピールできるでしょう。

自分の経験をFPの仕事にどう結びつけられるか、じっくり考えてみてください。その過程で、自分自身の強みや可能性に気づくかもしれません。FP経験者と話ができる当社のキャリアカウンセリングなども活用してみてください。

(4) 継続的な学習と資格取得の重要性

FPの世界では、継続的な学習が欠かせません。税制や金融商品は常に変化しているため、最新の情報をキャッチアップし続ける必要があります。また、FP技能士やCFP®など、より高度な資格の取得も重要です。これらの資格は、あなたの専門性と信頼性を裏付けるものとなります。「学ぶことをやめたら、教えることをやめなければならない」という言葉があります。FPとして成長し続けるためには、この言葉を心に留めておくとよいでしょう。

5. まとめ:30代からのFP転職で実現する新たなキャリア

FP職の魅力再確認:やりがいと将来性

ここまで、30代からのFP転職について詳しく見てきました。改めてFPという職業の魅力を確認しておきましょう。

  1. 社会的意義:人々の人生設計や資産形成を支援する、非常にやりがいのある仕事です。
  2. 専門性:金融、税務、不動産など幅広い知識を活かせる専門職です。
  3. 成長機会:常に学び続けることができ、自己成長の機会に恵まれています。
  4. 働き方の柔軟性:独立や副業など、多様な働き方を選択できます。
  5. 将来性:人生100年時代を迎え、FPの需要は今後さらに高まると予想されます。
  6. 収入:高収入を得られる可能性や副収入の選択肢があります。

行動を起こす勇気の大切さ

30代でのキャリアチェンジは、確かに勇気のいる決断かもしれません。しかし、人生100年時代において、30代は決して遅すぎる年齢ではありません。むしろ、これまでの人生経験を活かせる絶好のタイミングと言えるでしょう。

大切なのは、「考えること」と「行動すること」のバランスです。慎重に計画を立てることも重要ですが、同時に小さな一歩を踏み出す勇気も必要です。慎重に考えること、そして行動を起こすことをしっかり行うことをオススメします。経験者のアドバイスを受けることも時に重要なので、当社で提供しているキャリアカウンセリングの機会もぜひ活用してください。

FPは、お客様に喜んでもらえる、責任の大きい、長く働ける、高年収も目指せる素晴らしい仕事です。30代という人生経験を持つあなただからこそ、輝けるチャンスがあります。

興味のある方は、ぜひこの記事を参考に、一歩を踏み出してみてください。あなたの新しいキャリアが、きっと素晴らしいものになると信じています。

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今回は30代未経験からファイナンシャルプランナー(FP)転職の可能性についてご説明しました。特に未経験の方には当社のキャリアカウンセリングでFPの仕事も実情を聞いて自身のキャリアプランを形成することの効果は大きいです。ファイナンシャルプランナー(FP)転職をご検討の方はぜひご活用ください。

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FP Wanted!編集部

コラムを書いた人

FP Wanted!編集部

MBA (経営管理修士) / 宅建士 / FP2級

資産運用や保険相談で活躍するFPの求人・転職サイト「ファイナンシャルプランナーWanted!」を運営。業界経験者、未経験者にとって参考になるFPのお仕事情報を配信中。キャリア相談、転職相談も随時受付中。また一般の方には全国のFPの中で特に優秀なFP、専門分野に強いFPの紹介サービスも実施中です。

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