【FP会社/生命保険代理店へ転職】面接のポイントや注意点をFP特化型転職アドバイザーが詳しく解説!

公開日2024年09月18日

更新日2024年11月14日

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このコラムの内容

1. はじめに: あなたの未来を左右する面接、準備は万全ですか?

ファイナンシャルプランナー(FP)会社や生命保険代理店への転職を考えている皆さん、面接に向けての準備はいかがでしょうか?「面接は怖い」「うまく話せるか不安」そんな気持ちを抱えていませんか?でも実は面接は、あなたの魅力を存分に伝えるチャンスなんです。

このコラムではファイナンシャルプランナー(FP)会社や生命保険代理店への面接対策についてお話していきます。

既に業界での実績のある方なら、その実績を評価されるので面接通過は難しいことではないかもしれません。ただし、自身を魅力的に伝えるため、また転職やその面接を通して自身のキャリアプランや価値観の棚卸しになる点もあるかと思いますので、ぜひ参考にしてください。

2. 面接は"内定をもらう"というスタンスで挑む

面接に臨む際、最も重要なのは「内定をもらう」という明確な目標を持つことです。なぜでしょうか?

内定をもらうことは、単なる合格通知ではありません。それは、あなたの新しいキャリアへの扉を開く鍵なのです。内定がなければ、その会社で働くチャンスすら得られません。つまり、面接で落ちてしまうと、あなたの可能性の幅が狭まってしまうのです。

ですから、面接は単なる質疑応答の場ではなく、自分の価値を最大限にアピールする機会だと捉えましょう。

面接には重要なポイントがある

面接では、ただ自分のことを赤裸々に話せばいいというわけではありません。採用企業の担当者に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらうことが極めて重要です。

そのためには、自分の経験や能力を効果的に伝えるスキルが必要です。また、企業の求める人材像を理解し、自分がそれにいかに合致しているかを示すことも大切です。

つまり、面接は単なる自己紹介の場ではなく、あなたと企業のマッチングを確認する重要な機会なのです。では、具体的にどのようなポイントに注意すべきでしょうか?

3. 面接の重要ポイント

面接対策として必要な項目を記載していきます。

1.自己紹介

自己紹介は、面接官があなたの第一印象を形成する重要な機会です。2分以内で、以下の要素を盛り込んだ自己紹介ができるよう準備しましょう。

  • プロフィール(名前、年齢、現在の状況など)
  • 経歴(学歴、職歴の要点)
  • 得意分野(ファイナンシャルプランナー(FP)や生命保険の分野での専門性)
  • 自分の強みと弱み(具体的なエピソードを交えて)

練習を重ね、簡潔かつ印象的な自己紹介ができるようにしましょう。

2.これまでの転職履歴の理由

転職の理由は、面接担当者が特に注目するポイントです。以下の点を意識して説明しましょう。

  • キャリアプランに基づいた計画的な転職だったのか
  • やむを得ない事情があった場合、共感できる理由なのか
  • 各転職を通じて、どのように成長したのか、どんな力が身についたのか

転職歴から、あなたの性格や成長への意欲が見えてくることを意識し、ポジティブな側面を強調しましょう。

3.今回の転職希望理由

現在の転職活動の理由を明確に説明することは、あなたの将来のビジョンを面接官に伝える重要な機会です。

  • 現在の転職活動で解決したい課題は何か
  • 身につけたいスキルや経験は何か
  • 長期的なキャリアプランの中で、この転職がどう位置づけられるか

これらの点を、具体的かつ論理的に説明できるよう準備しましょう。

4.自分の強みと弱み、その具体例

強みと弱みを語る際は、抽象的な表現だけでなく、具体的なエピソードを用意しましょう。

  • 強み:実際の業務でどのように発揮されたか、結果はどうだったか
  • 弱み:その弱みをどう認識し、どのように向き合っているか、改善の取り組みは何か
  • やりがいを感じる瞬間:具体的な場面や状況を説明できるようにする

特に弱みについては、それを克服するための努力や工夫を説明することで、自己成長への意欲をアピールできます。自己改善のできる人材なのかという、主体性を判断する上でも重要です。

5.志望理由

志望理由は、あなたと企業のマッチングを示す重要な要素です。

  • 自分の強み、弱み、キャリアプランと、面接先企業の特徴をどう結びつけるか
  • なぜその企業で働きたいのか、具体的なビジョンを示す
  • その企業でどのように貢献できるか、具体的な案を提示する

志望理由は、単なる企業の魅力ではなく、あなたと企業の相互的な価値提供について語ることが重要です。あなたの持つ強みや経験があれば、当社でも活躍できると面接官が頭の中でイメージできるかどうかが勝負の分かれ道です。

5. 面接の注意点

上段では面接のポイントを記載しましたが、ここではそれら全体を通しての注意点を述べていきます。

1.ロジックの一貫性

面接全体を通じて、あなたの話に一貫性があることが重要です。

  • キャリアプラン、強み、弱み、志望動機が互いに矛盾していないか
  • 計画性のある転職活動であることが伝わるか
  • 面接先企業の特徴とあなたの希望がマッチしているか

論理的で一貫性のある説明ができれば、計画的でしっかりとした考えを持つ人材だと評価されます。

2.素直さ

素直さは、採用側が最も重視するポイントの一つです。

  • 「貴社に入ってもう一度1から学び直して、一生懸命頑張りたいです」というスタンスで臨む
  • 自分のやり方や考え方にこだわりすぎず、新しい環境での学習意欲を示す
  • ただし、入社後は自分の経験や強みも活かしつつ、会社の方針と融合させていく姿勢が大切

特に30代半ば以降の方は、無意識に自身のこだわりを話してしまいがちなので注意しましょう。良かれと思って話した自身のポリシーが、柔軟性の低い方だと判断されることもあります。

即戦力採用であれば問われない点ですが、入社後にトレーニングを必要とするポテンシャル採用の場合は、自社で教えたことを素直に聞いて実行できるかどうかという点はかなり重要視されています

3.過去の失敗の捉え方

これまでのキャリアがうまくいっていなかった場合も、前向きに捉え直すことが大切です。

  • 具体的にどんな活動を行い、なぜうまくいかなかったのか
  • その経験から何を学んだか
  • 転職先でその経験をどう活かしたいか

失敗から学んだ教訓を明確に示すことで、成長意欲と問題解決能力をアピールできます。

この点については自分からしっかり話をしないと、ただなんとなく活動して、なんとなくうまくいかなかった人材だと評価されてしまうでしょう。

4. 条件面の話は控えめに

面接の段階では、条件面の話はあまり前面に出さないようにしましょう。

  • まずは仕事への適性や企業への共感を示すことに集中する
  • 条件面は聞かれたら答える程度に留める
  • 内定後や最終面接でも条件交渉の機会はある

お金や条件にこだわりすぎると、仕事よりも待遇を重視している印象を与えかねません。

お金で物事を判断する人は、もっとお金の良い会社が見つかった段階で退職すると捉えられても致し方ないでしょう。

5. キャリアの連続性を示す

これまでの経験と新しい環境でのキャリアの連続性を明確に示すことが重要です。

  • 前職で得たスキルや経験を、新しい環境でどう活かせるか
  • キャリアの各段階がどのようにつながり、成長してきたか
  • どのように志望先でその経験やスキルを発揮しようと考えているのか

仕事での成果の出し方は十人十色なので、面接官はあなたが自社で活躍できるかどうかを具体的にイメージすることはできません。あなた側から、自分の持っているものをどのようにその会社で発揮して、どのように成果を出すのかを具体的に話す必要があります

面接官に自分のキャリアストーリーを理解してもらえるよう、積極的に説明することが大切です。確実に成果を出すまでの実現性の感じられるストーリーをあなた側からプレゼンすることが、内定への確実性を高めます。

6.他責を避ける

転職理由を説明する際は、他責にならないよう注意しましょう。

  • 「会社が悪い」「上司が理不尽」といった表現は避ける
  • 環境の変化を客観的に説明し、それに対する自分の対応や学びを強調する
  • 問題解決志向で転職を考えていることをアピールする

他責の姿勢は面接官に悪印象を与えます。他責で物事を考える人は、きっと新しい環境でもうまくいかないことを環境や職場のせいにします。他責で物事を考えている人は成長をしません。常に自分自身に焦点を当て、前向きな姿勢を示すことが重要です。

7.「当社で成果を出せますか?」と聞かれたら

あなたなら何と答えますか?「正直そんなことやってみないと分からない」と思うこともあるでしょう。以前、面接で実際にそのように答えて不採用になった人がいました。

そう思う気持ちは分かります。ただし、面接官や採用する企業の立場になって考えてみましょう。あなたが面接官なら「成果を出せるかはやってみなければ分かりません」と答える人を採用したいと思いますか?

前述しましたが、採用面接ではあなた側から、自分の持っているものをどのようにその会社で発揮して、どのように成果を出すのかのイメージを具体的に話す必要があります。

まだ働いたことがないので成果が出るのか実際のところ分かりません。だからこそ、これまで培ってきた経験やスキルでどう活躍していくのかというストーリーメイキングが大事になります。よほど頭の回転の早い面接官でもない限り、あなたの活躍イメージを話さなくても理解してくれることはないので、あなた側からしっかりプレゼンする必要があります。


6. まとめ

ファイナンシャルプランナー(FP)会社や生命保険代理店への転職面接は、あなたの未来を左右する重要な機会です。しっかりと準備をし、自信を持って臨みましょう。

  • 自己分析を徹底し、自分の強みと弱みを具体的に説明できるようにする
  • キャリアプランを明確にし、志望動機と一貫性のある説明ができるようにする
  • 素直さと学ぶ姿勢を示しつつ、自分の価値も適切にアピールする
  • 他責を避け、常に前向きで問題解決志向の姿勢を示す

これらのポイントを押さえ、十分な準備をすれば、きっと良い結果につながるはずです。頑張ってください!


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FP Wanted!編集部

コラムを書いた人

FP Wanted!編集部

MBA (経営管理修士) / 宅建士 / FP2級

資産運用や保険相談で活躍するFPの求人・転職サイト「ファイナンシャルプランナーWanted!」を運営。業界経験者、未経験者にとって参考になるFPのお仕事情報を配信中。キャリア相談、転職相談も随時受付中。また一般の方には全国のFPの中で特に優秀なFP、専門分野に強いFPの紹介サービスも実施中です。

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