1.あなたの夢は、本当に叶うの？FPパートナーの収入の真相に迫る

転職を考えている方、特に金融業界でキャリアを築きたいと思っている方、FPパートナーという選択肢に興味はありませんか？「高収入」と聞こえる魅力的な肩書きの裏側には、意外な現実が潜んでいることもあります。本当に稼げるのか？手数料はどのくらいなのか？今回は、FPパートナーの会社概要や収入構造を解説します。

2.FPパートナーって、どんな会社？

会社概要と設立背景

株式会社FPパートナーは、2009年に前進の会社からはじまった金融サービス企業です。創業者である黒木勉氏は、「顧客本位の金融サービス」を理念に掲げ、従来の保険販売のあり方を根本から変革しようと、この会社を立ち上げました。

主な事業内容は、生命保険や損害保険、資産形成に関するコンサルティング事業。従業員数約3,000名の企業グループとして、日本全国で事業を展開しています。

なぜ注目される会社なの？

同社の最大の特徴は、単なる保険販売ではなく、顧客一人ひとりのライフプランに寄り添ったコンサルティングを提供する点にあります。具体的には

• 詳細な家族構成分析
• 長期的な資産形成シミュレーション
• リスク管理と保障設計
• ライフイベントに応じた柔軟な提案

これらのサービスを通じて、顧客から信頼を得ています。

3.気になる！最近の業界の動き

不祥事の影響と信頼回復への道のり

金融業界では、近年いくつかの不祥事が明らかになり、FPパートナーも例外ではありませんでした。2024年に発覚した一部営業担当者による不適切な販売手法は、業界全体に大きな波紋を投げかけました。

お客様本意とは言えない販売手法や保険会社との不適切な関係により、金融庁から監査や是正勧告を受けるに至っています。

▼参考リンク

こうした流れを受け、昨今では、他の大型保険代理店でも保険会社からの出向社員の受け入れを解消する、 また保険会社が他社の保険募集人の転職を斡旋するなどの行為が終了になるなど、少なからず業界全体に影響が出ております。

4.FPパートナーの手数料（収入）構造はどうなっているのか？

元々同業他社よりも低かった手数料設定

FPパートナーの給与体系で最も特徴的なのは、「歩合給制度」です。基本給に加えて、契約実績に応じた報酬が大きな収入源となります。

フルコミッションの手数料制度を取る保険代理店は同社以外にも数多くありますが、FPパートナーの手数料設定は他社よりも元々低い状況にありました。

特に顕著だったのが、折半型リーズにおいて1案件あたり一定額の控除がされる点でした。 これは同業他社にはない特徴で、仮に折半型リーズを3世帯担当して、そのうち1世帯が成約になった場合、その1世帯の契約から一定金額×3件分の控除が実質的に差し引かれるというような報酬形態になっていました。 折半型リーズはもともと初期費用がかからないと言う点が大きなメリットであったにもかかわらず、同社のFPは初期費用も控除されていると言う状況でした。こうした報酬形態に加えて、成績査定等もあり、退職者が出ると言う状況がありました。

もちろん悪い点ばかりではなく、マネードクターのブランドで広告出稿を行っていることや株式上場している信用力など、営業のし易さはメリットですが、働き手のFPにとっては貰える収入が少ないと言うのはデメリットでした。何事もメリット・デメリットがありますが、転職においては会社とのマッチングが重要ですので、知名度やブランディングを重視される方にはFPパートナーはオススメです。

コミッション制度の改正

こうした状況を受けて、2025年1月前後に同社では報酬制度の改定が行われました。

▼主な変更点

1. 折半型リーズに関して案件担当時の一定金額控除から、成約時に一定金額を控除に変更
2. 掛け捨ての生命保険を年間保険料で一定数販売しないと、手数料率が下がる
3. 1ヶ月でも成績が基本給を下回ると手数料率が半年間下がる

これ以外にも多数変更点があるでしょうから、純粋に良し悪しはつけられませんが、働いているFPからするとネームバリュー等で営業がしやすい点はあるものの、変更後も手数料に関する厳しさは感じているようで、「上場を取り消してくれたらいいのにな」と言うような声も上がっているようです。

※同社社員からの取材に基づき記載させておりますが、内容に誤りがある場合がございます。実際に入社を希望する方は本社への選考や各拠点に在籍しているリクルーターから詳細をご確認ください。

5.FPパートナーへの入社は妥当か？

いかがでしたでしょうか？手数料に関して同業者と比べると、依然としてやや低めの水準と言えるでしょう。

ただし、実際の職場選びにあたっては、手数料（収入）以外にも会社のブランドや体制整備状況、教育環境、 案件の質や量、ワークスタイルなど多くの要素を考える必要があります。 これらの要素を総合的に判断し、自分のキャリアプランやライフスタイルにマッチした会社を探すことがファイナンシャルプランナーとして、幸せに活躍するための第一歩と言えるでしょう。

FPパートナー株式会社は同業者の中では、随一のネームバリューを誇る会社です。 こうした点も踏まえ、あなたにとって最適な転職先であるかどうか判断しましょう。

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