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20代でFPに転職することは可能か。FP特化型キャリアアドバイザーが解説

FP Wanted!編集部

公開日2025年04月04日

更新日2025年04月04日

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このコラムの内容

転職インタビュー

1. はじめに - FPという選択肢

「将来性のある仕事に就きたい」「人の役に立つ仕事がしたい」「専門性を身につけたい」

このような思いから、20代でキャリアチェンジを考える方が近年増えています。特に金融リテラシーの重要性が高まる中、FP(ファイナンシャルプランナー)という職業に注目が集まっています。

しかし、「未経験の20代でもFPになれるの?」「どんなスキルが必要?」「実際の転職活動はどう進めればいい?」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

私はFP専門の転職支援を行うキャリアアドバイザーとして、多くの方のFP転職をサポートしてきました。この記事では、特に20代の方がFPへの転職を考える際のポイントを解説していきます。

2. FPの仕事とは

2.1 FPの基本的な業務内容

FP(ファイナンシャルプランナー)は、お客様のライフプランに合わせた資産形成や資金計画のアドバイスを行う専門家です。具体的には、以下のような業務を行います。

  • 家計の見直しや資産運用のコンサルティング
  • ライフイベント(結婚・出産・住宅購入など)に向けた資金計画
  • 教育資金や老後資金の準備プランの提案
  • 保険の見直しと最適な保障プランの提案
  • 相続対策や事業承継のアドバイス
  • 税金対策の提案

これらの業務を通じて、お客様の「豊かな人生」をサポートするのがFPの役割です。単に金融商品を販売するだけでなく、お客様の人生設計に寄り添うライフパートナーとしての側面も持っています。

2.2 FPの働き方の多様性

FPの働き方は大きく3つに分けられます。

1つ目は、銀行や証券会社、保険会社などの金融機関に所属するFPです。企業の一員として働くため、安定した収入が見込めます。また、組織のブランド力を背景に、顧客獲得のハードルが比較的低いという特徴があります。

2つ目は、独立系FP事務所での勤務です。特定の金融機関に縛られず、中立的な立場からアドバイスを行えるため、より幅広い商品やサービスを提案できます。

3つ目は、独立開業というスタイルです。自分自身で事務所を構え、顧客開拓から相談業務まで全てを担います。自由度が高い一方で、経営者としての視点も必要となります。

20代の方にとって、まずは組織に所属してFPとしての経験を積み、その後は自分に合っている働き方を目指すのが良いでしょう。

2.3 FP資格の種類と取得方法

FP関連の代表的な資格には以下のようなものがあります。

FP技能士(国家資格)

  • 3級、2級、1級の3段階
  • 実務経験がなくても取得可能
  • 試験は年に3回(通常1月と5月と9月)実施

AFP(民間資格)

  • 日本FP協会認定の資格
  • FP技能士3級または2級の取得が前提
  • 所定の研修と試験に合格することで取得

CFP®(国際資格)

  • 世界26カ国で通用する国際資格
  • AFP資格取得後、6科目の試験に合格する必要あり
  • FPの最高峰の資格として認知されている

20代でFPを目指す場合、まずはFP技能士3級または2級の取得からスタートし、実務経験を積みながらステップアップしていくことをお勧めします。資格の勉強は独学も可能ですが、通信講座や資格スクールを活用することもできます。

▼参考リンク

FP2級試験を3週間で8割正解で合格した筆者が伝授する、絶対に受かる資格勉強方法。勉強の注意点もご紹介

3. FPに求められる能力

3.1 専門知識

FPには金融・保険・税務・不動産・相続など、幅広い分野の専門知識が求められます。これらの知識は一朝一夕に身につくものではなく、日々のアップデートも欠かせません。

特に税制や金融制度は毎年のように変更があるため、常に最新情報をキャッチアップする意識が重要です。20代の方であれば、学生時代の勉強習慣が身についているうちに専門知識を習得できる点は大きなアドバンテージと言えるでしょう。

また、専門知識を独学で身につけるのは大変ですが、資格取得のための勉強を通じて基礎を固め、実務の中で応用力を養っていくことが効果的です。

3.2 コミュニケーション能力

FPの仕事は、お客様との信頼関係がベースとなります。そのため、以下のようなコミュニケーション能力が不可欠です。

▼ヒアリング力

お客様が明確に言語化できていない悩みや希望を引き出す力が必要です。「何を聞くべきか」を知り、適切な質問を投げかけることで、真のニーズを把握します。

▼わかりやすい説明力

複雑な金融知識や制度をお客様にわかりやすく伝える能力も重要です。専門用語をそのまま使うのではなく、お客様の理解度に合わせた説明ができることが信頼につながります。

▼共感力と対人スキル

お金の話は非常にデリケートです。お客様の状況や感情に寄り添い、共感する姿勢があってこそ、本音での相談を受けることができます。

20代の方は、社会人経験が浅く、このようなコミュニケーション能力に不安を感じるかもしれません。しかし、これらのスキルは日々の実践の中で磨かれていくものです。入社後の研修や先輩FPのサポートを受けながら、徐々に成長していくことができるでしょう。

3.3 論理的思考力と提案力

FPはお客様の状況を分析し、最適な解決策を提案する必要があります。そのためには、以下のような能力が求められます。

▼分析力

家計の収支状況、資産・負債の状況、将来のライフイベントなど、多角的な視点からお客様の財務状況を分析できる力が必要です。

▼最適解を導き出す思考力

お客様一人ひとり状況は異なります。マニュアル通りではなく、その方に最適なプランを考え出す柔軟な思考力が重要です。

▼説得力のある提案力

いくら良いプランでも、お客様に納得していただけなければ意味がありません。データや事例を用いながら、わかりやすく説得力のある提案ができる能力も求められます。

これらの能力は、一朝一夕で身につくものではありませんが、20代の柔軟な思考と吸収力があれば、実務経験を通じて徐々に習得していくことができるでしょう。

4. 20代でFPになることは可能か

4.1 20代FPの強み

20代でFPを目指すことには、実はさまざまな強みがあります。

▼柔軟性と学習能力の高さ

若いうちは新しい知識や情報を吸収する力が高く、専門知識の習得においてアドバンテージがあります。また、固定観念にとらわれない柔軟な発想で、お客様に新しい視点を提供できることも強みです。

▼長期的なキャリア形成の可能性

早くからFPのキャリアを始めることで、長期的な経験と実績を積むことができます。FPの仕事は経験値が重要な職種であり、若いうちからスタートすることで、30代、40代でより高度なコンサルティングを提供できるようになるでしょう。

▼デジタルリテラシーの高さ

近年、資産運用や家計管理のデジタル化が進んでいます。デジタルツールやSNSに慣れ親しんだ20代のFPは、最新のデジタルサービスを活用した提案や、オンラインでのコンサルティングにも柔軟に対応できます。これは年配のFPと差別化できるポイントとなるでしょう。

実際、私が支援した20代のFP転職者の中には、若さを武器に活躍されている方が数多くいらっしゃいます。最初は経験不足を心配されていた方も、熱意と努力で短期間にスキルアップされ、お客様から支持を集めています。

4.2 未経験からFPへの転職ルート

20代で未経験からFPを目指す場合、主に以下のようなルートがあります。

▼金融機関や保険会社への就職

銀行、証券会社、保険会社などでは、未経験者向けの研修制度が充実していることが多く、FPとしての基本的なスキルを身につけることができます。特に大手の金融機関では、新入社員研修からFP資格取得支援まで、手厚いサポートが期待できます。

▼新卒でFP会社に転職

新卒でファイナンシャルプランナー採用を行っている企業もあります。そういった会社では新入社員研修からファイナンシャルプランナーの知識や提案の研修なども充実しています。

▼第二新卒採用枠の活用

特に26歳くらいまでであれば、「第二新卒」として採用枠を設けている企業も少なくありません。新卒採用と比べると入社後の教育体制は異なる場合もありますが、未経験からのスタートを受け入れてくれる可能性が高いです。

▼転職エージェントの活用

ファイナンシャルプランナーWanted!では 20代からファイナンシャルプランナーを始めるためのキャリアカウンセリングを実施しており、未経験の方でもご案内が可能です。 社会人経験がある方であればチャンスはあり、特に営業経験がある方は歓迎される傾向にあります。

いずれのルートにおいても、FP資格(特にFP技能士3級や2級)を事前に取得しておくことで、採用担当者に「FPへの意欲と基礎知識がある」ということをアピールできますが 入社してからの資格取得でも遅くはありません。 より求められるのは、社会人経験や接客、営業の経験であることが多いです。

4.3 20代でFPを目指す際の準備

未経験から効果的にFP転職を進めるためには、以下のような準備が有効です。

▼資格取得に向けた学習

FP技能士の資格取得は、転職活動における大きなアドバンテージとなります。特に3級は比較的取得しやすいため、まずはここからスタートすることをお勧めします。 また、2級までは独学でもやる気があれば十分に取得が可能です。 これらの資格がある事は、それだけでFP業務ができることにはならないので、やはり実際には業務経験などは必要としますが、転職活動において一定の学力ややる気があることなどの証明にはなるでしょう。

▼業界研究と情報収集

金融や保険業界のニュースやトレンドをチェックし、業界への理解を深めましょう。業界セミナーや金融関連の展示会に参加することも、知見を広げる良い機会となります。

▼自身の金融リテラシーを高める

実際に資産運用や保険の見直しなど、自分自身の家計管理を実践してみることで、FPの仕事への理解が深まります。まずは身近な人の相談に乗ることから始め、アドバイスのスキルを磨くのも良いでしょう。

このような準備を通じて、FPとしての基礎力を身につけるとともに、転職活動での自己アピールの材料を増やしていくことが大切です。

4.4 独立開業を視野に入れたキャリアパス

FPの魅力の一つとして、経験を積んだ後に独立開業の道が開けることが挙げられます。特に20代からFPとしてのキャリアをスタートさせると、30代での独立に向けて、十分な経験とネットワークを構築することができます。

▼独立に向けた経験の積み方

独立を視野に入れる場合、まずは組織に所属しながら、以下のような経験を積んでいくことが重要です。
  • 様々なお客様の相談に乗り、事例を豊富に持つこと
  • 商品知識だけでなく、コンサルティングスキルを磨くこと
  • 顧客獲得やフォロー方法など、ビジネスの進め方を学ぶこと

▼特定分野での専門性の確立

独立FPとして成功するためには、何かしらの「強み」や「専門性」を持つことが重要です。例えば、「共働き世帯の家計管理」「医療従事者の資産運用」「経営者の事業承継」など、特定の分野や対象に特化することで、差別化を図ることができます。
まずは組織で経験を積み、20代後半、30代以降の独立に向けた準備を着実に進めていくことがお勧めです。若いうちからこのようなキャリアパスを描けることも、FPという職業の魅力の一つと言えるでしょう。

5. まとめ - 20代でのFP転職の可能性

ここまで20代でFPになることについて解説してきましたが、結論としては「20代でFPへの転職は十分に可能」と言えます。むしろ、以下のような理由から、20代でのFP転職には大きなメリットがあります。

▼長期的キャリア形成の視点

FPは経験と信頼を積み重ねることで成長する職業です。20代でスタートすることで、長期的なキャリア構築が可能となり、将来的により高度なコンサルティングを提供できるようになります。

▼学習意欲と柔軟性の高さ

20代は新しい知識を吸収する力や柔軟な思考力に優れており、複雑な金融知識の習得にも適しています。また、デジタルツールの活用など、新しい時代のFPに求められるスキルにも対応しやすいでしょう。

▼キャリアの選択肢の広さ

20代からFPとしてのキャリアを積むことで、30代、40代での選択肢が広がります。組織でのキャリアアップはもちろん、独立FPへの道も開けるため、自分らしい働き方を実現しやすくなります。
もちろん、未経験からFPを目指す場合には乗り越えるべき壁もあります。専門知識の習得やコミュニケーションスキルの向上など、努力を要する部分は少なくありません。しかし、FPという仕事の社会的意義や、お客様の人生に関わる喜びを考えれば、その努力に見合う充実感が得られる職業と言えるでしょう。
「お金の専門家として人の役に立ちたい」「将来性のある仕事に就きたい」という思いをお持ちの20代の方は、ぜひFPという選択肢を前向きに検討してみてください。

6. FP転職を成功させるためのアドバイス

6.1 転職エージェントの活用メリット

FPへの転職を考える際、転職エージェント、特にFP特化型の転職エージェントを活用することで、より効率的かつ効果的に転職活動を進めることができます。

▼業界に特化した情報提供

FP特化型の転職エージェントは、金融や保険業界の最新動向や求人傾向に精通しています。どのような企業がFP人材を求めているか、未経験者に対してどのような採用基準があるかなど、一般的な転職サイトでは得られない情報を提供してもらえます。

▼未公開求人へのアクセス

多くの優良企業は公開求人を出さずに、転職エージェント経由での採用を行っていることもあります。特に20代の未経験者にとって応募しやすい求人も、エージェント経由でなければ知ることができない場合が多いです。

▼個別アドバイスとサポート

履歴書や職務経歴書の書き方、面接対策など、転職活動のあらゆる場面でプロのアドバイスを受けられます。特に未経験からFPを目指す場合、自分の強みをどう伝えるか、どう自己アピールするかなど、エージェントのサポートが大きな助けとなるでしょう。
転職エージェントを選ぶ際は、FPや金融業界に特化したエージェントを選ぶことをお勧めします。また、複数のエージェントに登録し、より多くの情報と選択肢を得ることも効果的です。

6.2 転職成功のためのポイント

最後に、FP転職を成功させるためのポイントをいくつかご紹介します。

▼明確な志望動機を持つ

「なぜFPになりたいのか」「どのようなFP像を目指すのか」を明確にしておきましょう。単に「将来性がある」という理由だけでなく、自分の価値観やキャリアビジョンと結びつけた志望動機を持つことが重要です。

▼自己PRの磨き方

未経験でも、これまでの経験や強みをFPの仕事に結びつけたアピールができます。例えば、営業経験があれば「お客様の潜在的なニーズを引き出すスキル」、事務職なら「正確さと細やかな気配り」など、職種に関わらず活かせる強みはあるはずです。 学生時代のアルバイトの経験なども活かせるかもしれません。

▼面接対策と業界研究

面接では、基本的な質問(志望動機や自己PR)に加え、「最近の金融ニュースで気になることは?」「FPとしてどのようなお客様に貢献したいか?」といった業界特有の質問も想定されます。日頃から業界ニュースに目を通し、自分なりの意見を持っておくことが大切です。

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FP Wanted!編集部

コラムを書いた人

FP Wanted!編集部

MBA (経営管理修士) / 宅建士 / FP2級

FP&保険代理店の求人・転職サイト「ファイナンシャルプランナーWanted!」を運営。業界経験者、未経験者にとって参考になるFPのお仕事情報を配信中。キャリア相談、転職相談も随時受付中。また一般の方には全国のFPの中で特に優秀なFP、専門分野に強いFPの紹介サービスも実施中です。

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