FP2級試験を3週間で8割正解で合格した筆者が伝授する、絶対に受かる資格勉強方法。勉強の注意点もご紹介
このコラムは分で読めます
このコラムの内容
1. FP2級合格への近道!3週間で8割得点した資格勉強方法の秘訣とは?
皆さん、FP(ファイナンシャル・プランナー)資格の取得を考えていませんか? 特に、FP2級は多くの方が挑戦する人気の資格です。現役FPの方なら、会社から取得を義務付けられているケースも多いでしょう。未経験の方でもキャリアアップのためにチャレンジしようと思っている方もいるでしょう。
私は、わずか3週間の勉強で8割の得点を獲得し、FP2級に合格しました。しかも、同じ勉強方法で宅建も8割得点で合格しています。驚かれるかもしれませんが、結論から言うと、FP2級は適切な方法で勉強すれば、頭の良さに関係なく、誰でも合格できる資格なのです。
資格取得スクールに通う時間や金銭的な余裕のある方、独学での資格取得に自信のない方はスクールに通うのも1つの手段ではあるかと思いますが、FP2級は独学でも十分取得可能と個人的には考えます。
もちろん、FP1級となると話は別です。勉強量も増え、塾に通うことも必要かもしれません。しかし、FP2級は違います。これから私がお伝えする勉強方法を実践すれば、きっと皆さんも合格できるはずです。
ただし、一つ注意点があります。私がご紹介する勉強方法が、FP2級資格取得の本来の趣旨に完全に沿っているかどうかは分かりません。あくまで「合格すること」を主眼に置いた内容だということをご理解ください。それでは、具体的な方法をお伝えしていきましょう。
参考コラム:FP1級などの資格は転職に有利になる?FP関連資格が仕事でどの程度活かせるのか、FP専門転職エージェントが解説
2. FP2級試験の現状と重要性
受験者数と合格者数の推移
まずは、FP2級試験の現状について見ていきましょう。日本FP協会の発表によると、2024年1月実施の第55回FP技能検定2級試験の結果は以下の通りでした。
- 受験者数:44,475名
- 合格者数:26,422名
- 合格率:59.4%
また、その前の2023年9月実施の第54回試験では
- 受験者数:46,218名
- 合格者数:25,992名
- 合格率:56.2%
でした。(出典:日本FP協会公式サイト)
このデータから分かるように、FP2級は毎回4万人以上が受験する人気の資格です。合格率は約6割で推移しており、決して低くはありませんが、適切な準備なしでは合格は難しいと言えるでしょう。
近年、FP2級はスキルアップ資格としても注目を集めています。銀行や証券、不動産、保険業界だけでなく、一般企業の社員の方々も、自己啓発やキャリアアップの一環として取得を目指す傾向が強まっています。
AFP資格との関係性
FP2級を語る上で、AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)資格との関係性にも触れておきましょう。AFPは、日本FP協会が認定する国際資格で、FP2級と同等の難易度とされています。
実は、FP2級に合格すると、所定の実務経験を満たすことでAFP資格を取得できるのです。つまり、FP2級一つで国内外で通用する資格を手に入れられるということ。これも、FP2級が人気である理由の一つと言えるでしょう。
3. FP2級は実務でどの程度有効か
キャリアアップへの影響
FP2級の資格は、実際の業務でどのように役立つのでしょうか? まず、未経験者採用の場面で大きな武器になります。FP2級を持っていると、金融や保険関連の未経験者歓迎求人での合格率が上がる傾向にあります。面接官の目にも、専門知識を持った意欲的な人材と映るからです。
また、FP会社や生命保険代理店での業務提携案件では、FP2級以上の資格保有が参加条件になっていることも少なくありません。つまり、資格を持っていないと、せっかくのビジネスチャンスを逃してしまう可能性があるのです。
資格の社会的認知度
FP2級の魅力は、その社会的認知度の高さにもあります。この資格を取得すれば、堂々と名刺に記載することができます。一方、FP3級は基礎的な知識を証明する材料としては物足りないと見られがちです。
逆に、FP1級まで取得すると、プロのFPとしての評価が高まります。しかし、FP2級でも十分に専門性をアピールでき、多くのビジネスシーンで通用する資格と言えるでしょう。
このように、FPとしてキャリアアップやキャリアチェンジを考えている方には、まずFP2級の取得をおすすめします。早めに取得しておけば、将来のキャリアの幅を大きく広げることができるはずです。
では次に、実際の勉強方法に入っていきましょう。
4. FP2級試験合格のための効率的な勉強法
それでは、いよいよ本題の勉強方法に入ります。私が3週間で8割得点して合格した方法を、具体的にお伝えしていきます。
▼勉強内容としてやるべきこと
- 過去問を5回分程度解く
- 最新版の模試を2回程度受ける
- 法改正のポイントを押さえる
※間違えた問題は3~5回繰り返す
これだけで十分に合格ラインに達することができます。私自身、この方法で3週間という短期間で8割の得点を取得しました。私はFP3級は受けておらず、いきなりFP2級にチャレンジしたので問題を読んでもほとんど分からない状態からのスタートでした。それでも合格できたのです。
逆に言えば、不合格になってしまう方は、これらのステップを十分にこなせていない可能性が高いのです。
ここで強調しておきたいのは、
FP2級の試験は、シンプルに考えてこれだけのことができれば良いのです。前向きに捉えて、自信を持って取り組んでください。もちろん、勉強時間はたくさん確保できることに越したことはありませんが、上記の3点をしっかりと実践できていれば、それで十分なのです。
では、各ポイントについて詳しく見ていきましょう。
5. FP2級試験勉強のポイント
勉強すべき内容や量については前段で説明しました。ここではその際の学習のポイントについて説明していきます。
1.テキストを読むことからはじめない
FP2級の勉強を始める際、多くの方がまずテキストを読むところから始めようとします。特に真面目な方ほど、この罠にはまりがちです。しかし、これは効率的な勉強法とは言えません。なぜでしょうか?
テキストから始めると、膨大な情報量に圧倒されてしまい、何が重要なのかが分かりにくくなります。また、悲しいことに人は参考書を読んでも3日も経てばほとんどのことを忘れてしまいます。実際の試験問題とテキストの内容にはギャップがあるのでテキストを読んでも答えられないことも多いです。
では、どうすれば良いのでしょうか?答えは単純です。最初から過去問を解き始めることです。前段の勉強すべき内容にも「テキストを読む」ことは入れていません。
「でも、何も知識がないのに問題が解けるわけがない...」と思われるかもしれません。その気持ちはよく分かります。私も最初はそう感じました。しかし、ここが重要なポイントなのです。
問題の内容がチンプンカンプンで全く分からなくても構いません。間違えてもいいので、自分なりに考えて回答を出してみるのです。この過程で、自分に何が足りないのか、どの分野の知識が必要なのかが明確になります。私も社会保険の仕組みさえ分からない、聞いたことのない単語が多く出てくるような状況で問題を解き始めました。宅建の時はもっとひどく、ほとんどの言葉の意味が分からないままでも解き始めました。
そうすることで、後からテキストを読む際に、「あ、この内容はあの問題に関係していたんだ」という具合に、知識と実際の問題をリンクさせやすくなるのです。
当時一緒に宅建を受験した会社の同僚(私より偏差値の高い大学出身)は真面目な性格もあり、テキストを読むことから初めていました。結果、彼は不合格、私は合格。彼にどのように勉強したのか聞かれたので、とにかく過去問から始めることの重要性を繰り返し伝えました。彼の中では過去問から勉強をスタートさせることに相当違和感があったらしいですが、翌年無事合格し、「結果的には吉村君の言っていた勉強方法が正解だったよ」と言っていました。
2.間違えた問題の理解度を深める
次に重要なのは、間違えた問題をしっかり理解することです。ここでよくある注意点は、答えを暗記しようとすることです。しかし、これでは本当の意味での理解には至りません。問題の形式が少し変わっただけで対応できなくなってしまいます。
では、どうすれば良いのでしょうか?答えは、間違えたところを「腹落ち」するまで理解することです。
例えば、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)といった指標が出てきたとしましょう。これらの指標を単に暗記するのではなく、「なぜこの指標が必要なのか」「どのような場面で使うのか」「この数値が高い/低いとどういう意味があるのか」といったところまで理解を深めるのです。
テキストを読んでも分からない場合は、インターネット検索やYouTubeなども活用しましょう。今は色々なコンテンツが出ているので勉強しやすい環境も整っています。様々な説明を聞くことで、理解が深まることがあります。
私の経験では、このように深く理解しようと努めることで、似たような問題にも対応できるようになりました。この過程は非常に重要です。
3.間違えたところは繰り返しチェック
最後に、反復学習の重要性についてお話しします。
間違えた問題は、最低でも3〜5回は繰り返し解くようにしましょう。これは受験勉強の鉄則です。なぜこれほど重要なのでしょうか?
1回目は問題の内容を理解し、2回目は解き方を確認、3回目以降で本当の意味での定着が図れるからです。また、繰り返し解くことで、似たような問題のパターンも見えてきます。
ここで注意したいのは、間違えた問題だけでなく、たまたま正解できた問題でも理解が怪しいものは同様に繰り返し解くということです。「なんとなく合っていた」という状態では、本番で通用しません。
私の場合、休憩時間や移動中などの隙間時間を利用して、スマートフォンでも問題を解くようにしていました。こうした小さな積み重ねが、最終的には大きな差となって現れるのです。
6. まとめ:あなたもFP2級試験合格へ!
ここまで、私が3週間で8割得点してFP2級試験に合格した方法をお伝えしてきました。振り返ってみると、ポイントは以下の3つです。
- 過去問から始める
- 深い理解を心がける
- 繰り返し学習する
これらを実践すれば、皆さんも必ず合格できるはずです。
最後に、FP2級取得後のキャリアビジョンについても少し触れておきましょう。この資格を取得することで、金融やFPの分野での活躍の場が広がります。また、一般企業でも、従業員の資産形成サポートなど、FPの知識を活かせる場面は増えています。
さらに、独立してFPとして活動することも可能です。顧客の人生設計に寄り添い、適切なアドバイスを提供する。そんなやりがいのある仕事にチャレンジする第一歩として、FP2級は最適な資格と言えるでしょう。
FP会社への転職ならFP Wanted!を活用しよう
今回はFP2級の合格方法についてご説明しました。よりステップアップして実際にFP業界で働きたい方にはファイナンシャルプランナーWanted!のサービスは多いに利用できます。ファイナンシャルプランナー(FP)転職をご検討の方はぜひご活用ください。
FP Wanted!はFP転職をサポートするための様々な機能を搭載!
1.求人検索
ファイナンシャルプランナーWanted!ではファイナンシャルプランナー(FP)/生命保険業界で自分により適した企業や求人を見つけることが可能です。大手求人サイトには掲載していない求人も多数あり、また業界特化型サイトならではの詳細な情報を掲載しています。FP Wanted!のおすすめポイント(強みや差別化ポイント)では、同じように見えるFP会社/生命保険代理店でもどのような違いがあるのかが良くわかります。求人検索はエリアや様々な条件で検索ができ、中にはカジュアル面談などに対応可能な会社もあります。FPから他業界への転職でも活用いただけます。
2.個別カウンセリング
ファイナンシャルプランナーWanted!ではファイナンシャルプランナー(FP)や生命保険業界の経験者、未経験者に向けてキャリアカウンセリングを全国で無料で実施しています。転職に迷う、これから転職を考えているが不安を感じる点がある方はカウンセリングを受けてみましょう。ファイナンシャルプランナー(FP)として、どのようにキャリアを積んでいくべきか、どうしたら成功に近づくか、FP経験のあるキャリアアドバイザーが丁寧に個別カウンセリングを行います。インターネットでは書けない業界事情やキャリアの考え方などをあなたの状況に合わせてお話しします。
強みはFP会社、保険代理店業界、また他業界転職のいずれに関しても独自の強いネットワークを持っている点です。会社の特徴とあなたの思考がマッチングしているかのアドバイスや、また内定獲得までの確率アップへの貢献が可能です。一人で転職サイトを使って転職活動を続けるより、心強いアドバイザーと一緒に転職活動を行うことはきっとプラスに働くでしょう。
例えば顧客開拓に自信がない方であれば、既存契約リストや業務提携案件など行き先のある会社、固定給与のある会社など、「よりストレスが少なく成功確率が高い」という条件で働ける会社を選定、ファイナンシャルプランナー(FP)業界でキャリアをスタートできる会社のご紹介も可能です。また当サイトには求人掲載のない非公開求人のご紹介も可能です。
3.セミナー参加
ファイナンシャルプランナーWanted!ではセミナーも随時開催しています。情報収集をすることはキャリアを考える上でも非常に重要です。そうした際にセミナー参加は大変役に立ちます。キャリアや転職を考える上で参考になる情報が得られたり、求人情報だけでは分からない企業の特徴や代表の思いや人柄なども分かります。
FP業界での求人マッチングがより行えるようになることで、FP業界に貢献したい、そしてその先にいるお客様や社会に貢献したい。そのような思いでサイト運営をしております。
ファイナンシャルプランナー(FP)への転職を検討されたい方はぜひファイナンシャルプランナーWanted!をご活用ください。
このコラムもおすすめです
ファイナンシャルプランナー・事務職・企画職として、
より充実したお仕事をするなら
日本初、ファイナンシャルプランナー特化型の求人・転職情報サイト
ファイナンシャルプランナーWanted!で活躍の場を広げよう!