【生命保険会社の営業職への転職】マニュライフ生命からスカウトを受けた。転職する?しない?生命保険業界特化型転職アドバイザーが転職のメリット・デメリット、口コミ、評判を解説
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突然、マニュライフ生命からスカウトや入社のお誘いを受けた入社を真剣に検討しているあなた。きっと、期待と不安が入り混じった複雑な心境でいらっしゃることでしょう。「これは人生の大きなチャンスかもしれない」「でも、本当に転職して大丈夫なのかな」と、様々な思いが頭をめぐっているのではないでしょうか。
生命保険業界への転職は、キャリアにとって大きな転換点となる可能性があります。そこで今回は、マニュライフ生命への転職について、メリットやデメリット、そして将来的なキャリアプランまで、詳しくご紹介していきたいと思います。
尚、マニュライフ生命に限らず1社専属の生命保険営業についてやりがいや大変な点をこちらのコラムでまとめていますのでご参照ください。
1社専属の生命保険営業はきつい?つらい?やりがいや大変な点、生命保険代理店やFP会社への転職を考えるポイントをご紹介
1. マニュライフ生命について
会社概要や特徴
まずは、マニュライフ生命について詳しく見ていきましょう。
マニュライフ生命は、カナダに本社を置く大手金融サービスグループ、マニュライフ・フィナンシャル・コーポレーションの日本法人です。1887年にカナダで設立された長い歴史を持つ会社で、日本では1999年から事業を展開しています。
企業理念は「Decisions made easier. Lives made better.(お客様の意思決定をサポートし、より良い人生を)」。この理念のもと、お客様一人ひとりのニーズに合わせた商品やサービスの提供に力を入れています。
社員数は約1,700名(2023年3月時点)で、日本の生命保険会社としては中堅の規模となります。しかし、グローバルで見ると、従業員数は約38,000人、運用資産は約13兆カナダドル(約130兆円)に及ぶ大手金融グループの一員です。
売上や財務健全性も安定しており、2022年度の保険料等収入は約5,700億円。また、ソルベンシー・マージン比率(保険会社の支払余力を示す指標)は894.0%(2023年3月末時点)と、業界平均を大きく上回る水準を維持しています。
マニュライフ生命の特徴として、カナダでの長い歴史があります。カナダでは、日本の郵便局のような存在として親しまれてきました。日本でも、外資系生命保険会社としての強みを活かしつつ、日本のお客様のニーズに合わせたサービス提供を心がけています。
また、高校生向けにエコノミクス甲子園の開催を支援するなど、金融リテラシー向上のための社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。
マニュライフ生命の評判
マニュライフ生命の評判はどうでしょうか。ネットやSNSでの口コミを見てみると、以下のような声が目立ちます。
- 「外資系ならではの商品ラインナップが魅力的」
- 「ドル建て保険の選択肢が豊富で、資産運用の幅が広がった」
- 「担当者の説明が丁寧で、保険の仕組みがよく理解できた」
- 「契約後のフォローも行き届いていて安心感がある」
もちろん、全てが肯定的な意見というわけではありませんが、総じて顧客満足度は高いようです。
マニュライフ生命の商品の特徴としては、以下の点が挙げられます。
- 非喫煙者向け保険の先駆け マニュライフ生命は、日本で比較的早い段階から非喫煙者向けの保険商品を展開してきました。健康志向の高まりとともに、この先見性が評価されています。
- ドル建て保険の強み 外資系ならではの強みを活かし、ドル建て保険の商品力には定評があります。為替リスクはありますが、日本国内の低金利環境下で、資産運用の選択肢として注目を集めています。
マニュライフ生命の代表的な商品
マニュライフ生命の代表的な商品として、ドル建て個人年金保険「こだわり個人年金」をご紹介します。この商品の特徴は以下の通りです。
- 高い積立利率 日本の低金利環境に比べ、比較的高い利率で資金を積み立てることができます。
- 契約時点での利率保障 株式投資などと異なり、契約時点で適用される利率が保障されるため、加入段階で将来の受取額が確定します。
- 通貨分散のメリット 外貨で運用することで、円だけでなく外貨建ての資産も持つことができます。将来円安になれば、積立利率に加えて為替差益も得られる可能性があります(もちろん、円高になれば為替差損のリスクもあります)。
- ドルコスト平均法の効果 毎月同じ金額を円で支払い続けることで、結果的にドルコスト平均法という資産運用の手法を実践することになります。為替相場の変動を平準化する効果が期待できます。ドル建て系商品だが保険料を円で毎月一定額で支払えるという他の保険会社にはない特徴を持ちます。
このような特徴を持つドル建て個人年金保険は、以下のような活用方法が考えられます。
- 教育資金の準備 子どもの教育資金など、確実に確保しなければならない資金の準備に有効です。
- 老後の資金準備 株式投資などは有効な手段である一方で、リーマンショックのような大きな世界的事件が起きると資産価値も大きく目減りしてしまいます。確実に資産を増やせる可能性が高い個人年金などを資産形成の1手段にすることは有力な手段です。
税制メリット
ドル建て個人年金保険には、税制面でのメリットもあります。個人年金保険料控除を受けることができ、所得税や住民税の負担を軽減できる可能性があります。
例えば、年収500万円の方が年間12万円の保険料を支払った場合、所得税で約7,600円、住民税で約3,600円、合計約11,200円の税金が還付される可能性があります。
見逃されがちですが、NISAやIDeCoなどの税制優遇と比べても競争力の高い税制優遇制度と考えることもできます。
2.マニュライフ生命への転職のメリット
企業としての魅力
マニュライフ生命への転職を考える上で、以下のような企業としての魅力が挙げられます。
- 大手企業のブランド力 グローバルに展開する大手金融グループの一員として、安定性と信頼性があります。
- 財務健全性の高さ 前述のソルベンシー・マージン比率の高さからも分かるように、財務基盤が安定しています。
社員教育と働きやすさ
マニュライフ生命は、社員の教育や働きやすい環境づくりにも力を入れています。
- 充実した入社初期研修 保険の知識だけでなく、コンプライアンスや顧客対応スキルなど、幅広い研修プログラムが用意されています。
- 働き方改革への取り組み フレックスタイム制度やテレワークの導入など、誰もが働きやすい職場を目指して様々な取り組みを行っています。
キャリア形成の観点からも、マニュライフ生命は魅力的な選択肢と言えるでしょう。
- 強みのある商品ラインナップ ドル建て商品など、特徴的な商品を扱うことで、専門性の高いスキルを身につけることができます。
- 女性活躍推進の取り組み 女性社員のキャリア支援や管理職登用に積極的で、eラーニングなどを通じたスキルアップ支援も充実しています。
3. マニュライフ生命転職時の注意点
求められるスキルと資質
生命保険会社で活躍するためには、以下のようなスキルや資質が求められます。
- 新規開拓の営業力 既存顧客だけでなく、新規顧客の開拓も重要な業務となります。コミュニケーション力や提案力が問われるでしょう。
- 自己管理能力の重要性 営業職は比較的自由度が高い分、自己管理能力が重要です。時間管理やモチベーション維持など、自律的に働く力が求められます。
- 目標設定の重要性 営業成績に応じた評価システムが一般的です。自分自身で適切な目標を設定し、それに向かって努力する姿勢が求められます。
- メンタル面での強さ 営業の世界では、断られることも少なくありません。そうした状況に負けないメンタルの強さも必要です。
事前確認するべき事項
転職を検討する際は、以下のような点を事前に確認しておくとよいでしょう。
- 成果を上げている先輩の存在 実際に高い成果を上げている先輩社員がいるかどうかは、重要なポイントです。良いロールモデルがいる環境であれば、自身の成長も加速する可能性が高まります。
- 部署の雰囲気と環境 可能であれば、実際に働く部署の雰囲気や環境を確認してみましょう。自分に合った環境かどうかを見極めることが大切です。
4. 転職を考える上でのポイント
自己分析と志望動機
転職を考える際は、まず自己分析をしっかり行いましょう。
- 現在の状況を客観的に把握する
- なぜ転職を考えているのか、本当の理由を明確にする
- マニュライフ生命で働くことで、何を実現したいのかを考える
中長期的なキャリアビジョン
また、転職は短期的な視点だけでなく、中長期的な視点で考えることが重要です。
- 3年後、5年後、10年後の自分のキャリアをイメージする
- 家族との関係性も考慮に入れる
- 転職後のキャリアパスを具体的に描いてみる
具体的な成長イメージ
マニュライフ生命での具体的な成長イメージを持つことも大切です。
- 営業職としてのキャリアパス トップセールスを目指す、専門性の高い商品に特化するなど、様々な道があります。
- マネジメント職への道 将来的に営業マネージャーなどのマネジメント職を目指すこともできます。
- 独立や他業種への転職の可能性 経験を積んだ後、保険代理店やFP会社に転職したり、独立したりする道もあります。
おわりに
マニュライフ生命への転職は、生命保険業界でのキャリアを築く上で、大きな可能性を秘めています。安定した企業基盤、充実した教育制度、そして魅力的な商品ラインナップなど、多くのメリットがあります。
一方で、営業職特有の課題や、外資系企業ならではの文化の違いなど、考慮すべき点もあります。自己実現の機会は多いものの、困難を伴う局面も必ずあるでしょう。
大切なのは、自分自身のキャリアビジョンをしっかりと描き、それに向かって進む覚悟があるかどうかです。短期的な視点だけでなく、3年後、5年後、10年後の自分や家族の姿を想像してみてください。
慎重に検討し、十分な情報収集を行った上で、自分にとって最良の選択をしていただきたいと思います。この記事が、あなたの意思決定の一助となれば幸いです。
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